M7: Cat ft. ハルコ

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Cat ft. ハルコ (Lyrics by brillia)

 画面の文字がぼやけてしまう

手許のコーヒーでもう少しだけ

隣の部屋の馬鹿騒ぎには

慣れ始めたしため息で済ます

 

分かり合えない恐怖を

拭いきれない僕を

 

星降る木箱に閉じ込めて

夜が明けるのを待っていたよ

笑ってる僕も泣く僕も

総て君次第 そう君次第

 

ひた走ってたあの日のように

風で季節を感じていたい

雑踏まみれ 忙殺されて

明晰夢でも操れやしない

 

斜め向かいの長躯と

較べてしまう僕を

 

星降る木箱に閉じ込めて

夜が明けるのを待っていたよ

笑ってる僕も泣く僕も

総て君次第 そう君次第

 

星降る木箱に閉じ込めて

夜が明けるのを待っていたよ

笑ってる僕も泣く僕も

総て君次第 そう君次第

 

秋めく景色に見とれてた

変わるべき時に変わるはずさ

光のないこの街の中

見えないものまで探さないで

 

シュレディンガーの猫

 

量子力学の世界に"シュレディンガーの猫"という思考実験が存在します。

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”1時間以内に50%の確率で崩壊する放射性原子"があったとして。

これを量子力学の解釈に委ねると、1時間後の箱の中には"放射線原子が崩壊する状態と崩壊しない状態が1:1で存在している"ことになるらしいのです。

 

??て感じですが、さらにこの箱の中に🐈猫🐈と原子の崩壊に合わせて青酸カリを放出する装置があったとしたら、1時間後には"猫が生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なり合った状態"が箱の中に完成するというのです。

 

????となったあなた、

僕も同じです、、つかそもそも理科苦手だし、、まあマクロの世界で生きる僕らにとっては直観的に理解するのは至難の業!

 

NEKOと聞いてピンときたあなた、

鋭い(たぶん)!!! この曲のタイトルはこの思考実験に由来するんですね。僕はよく他人から「何を考えてるかわからない」と言われるんですが、自分がどんな感情かってもう相手の受け取り方次第というか、観測者の解釈次第だと思って笑。笑っている自分と泣いている自分が重なり合っている状態、ってことにしときましょう。結びつけかたが少々強引ですがまあ、この実験に影響を受けて歌詞を書いたっていうことが言いたかった。

 

TRAP×和メロ

 

TRAPはアメリカのヒップホップシーンで特に数年前にめちゃめちゃ火が付いたジャンルで細かく刻むハイハットやダークなトラックが特徴だと思ってます。由来は若い子がマリファナパーティーを楽しむゴーストハウス(Trap House)らしい(怖み)。

 

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日本のメジャーシーンではEDMほど流行らなかったもののトラップビートに乗せてラップをする若いアーティストはたくさんいますし、メジャーでも清水翔太らは楽曲に取り入れてるイメージがあります。

 

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これと和メロを組み合わせようと思ったんですよね。メロディーはいわゆるヨナヌキ音階だけで、あとシンコペーションを入れなかったりとか。あとこういった構成にするうえで大きかったのがハルコの声質で、Rural Aestheticsはオールフィメールアクトなんですが、低域が魅力な女性vo.がやっぱり欲しいということでお願いした彼女の声が絶妙にエロいというか、こういう雰囲気のトラックと相性がいいと思ったんです。曲が完成して実際にそうだなって確信できました。また、歌を後ノリにしたかったのでミックスの段階でヴォーカルトラックをほんの少しだけ後ろにずらしてみたりもしました。

 

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