M12: Solitude

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"孤独は"音楽活動のテーマ

 

ちょっと真面目な話になっちゃうんですけど。幼い時って親にも言えないような孤独を抱いていた人も多いと思います。子供なりに何か考え込んでいっぱいいっぱいになっちゃて。男の子ならわかるかもだけど、秘密基地作ったときの感覚みたいな。違うか笑。でも歳を重ねるにつれて、娯楽なり酒なり孤独をごまかすツールを覚えるとその孤独を忘れた心持ちになります。クスリはだめだよ。しかし今でもふとした時にそういう孤独が顔を出す時がありませんか?どうしようもなく淋しくなる時が。それを描いています。孤独はこの曲だけではなく今後の制作でも何度もテーマになるものだと思います。

 

孤独を扱うという意味で僕が尊敬してるのはJames Blake小袋成彬です。孤独と向き合って生まれた、内省的な詞と音数が少なく洗練されたトラック。自分が孤独に苛まれた時によく聴きます。Solitudeは歌もないし音楽的に直接のつながりがあるわけでもないんですが影響は確かに受けてると思います。彼らの曲はキャッチーさを前面に出してるわけではなく日本では大ヒットみたいなことはなかなかないのが悔しいですが、僕みたいに救われる人もいるかと思うので紹介しておきます。Don't Miss Itは今年1月リリースのAssume Formに、Selfishは昨年リリースの分離派の夏に収録されています。どちらも素晴らしいアルバムなのでぜひチェックしてみてください。

 

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andata

 

音楽的に直接の影響を受けているのはむしろ坂本龍一のandataです。2017年リリースのasync収録。この曲が1曲目というところにつらい中でも前を向かなければ、というメッセージを感じます。Solitudeのどの部分に影響しているかというと、メインのフレーズがピアノで繰り返された後、オルガンがそれを奏でるところです。僕ははじめてandataを聴き、パイプオルガンが鳴った瞬間に鳥肌が立ちました。この手法をただ取り入れただけでSolitudeがandataほどの名曲になったとは到底言えませんが、僕なりのリスペクトと、孤独に襲われながらも前を向かなきゃという思いからこういった構成にしました。

 

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全体的なアレンジに関しては、オーケストラっぽいダイナミックさを目指しましたが難しかったです。ちゃんと和声法などを勉強したりもっとオーケストラを、できれば生で聴く必要があるのかなと。あとは稼いでいいストリングス、木管金管、パーカッション音源を買わなきゃですね。Kontaktフルバージョン。。さて、これでRural Aestheticsの編集後記は終わりです。読んでくれたみなさんありがとうございました。自分の曲を自分で説明するなんて恥ずかしいんでもうやらないでしょうね笑。ではまた会う日まで!!

 

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